マッチングアプリのフェードアウトが辛い。何も言われない夜に
※この記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
返事が来ないまま、三日目の夜になりました。
最初は毎日届いていた人です。急に半日空いて、次は一日空いて、そのうち既読も付かなくなりました。マッチングアプリのフェードアウトが辛いのは、たぶんここだと思います。終わったことだけは伝わってくるのに、何が起きたのかは、最後まで教えてもらえない。
会う約束をしていたわけでもありません。まだ文字だけの相手です。それでも、落ち込むときは落ち込みます。
同じ終わり方を、私も何度も通っています。今日はその話をさせてください。
① 嫌われたわけでもないのに、フェードアウトされている
喧嘩をしたわけではありません。合わないと言われたわけでもありません。
やり取りの温度が、少しずつ下がっていくだけです。毎日だった返信が半日空く。次は一日空く。こちらから送ったメッセージに既読も付かなくなって、そのまま画面が動かなくなる。
はっきり断られたなら、痛いけれど話は終わります。悔しさも悲しさも、向ける先があるからです。でもフェードアウトは、向ける先が見つからないまま続きます。
「まだ返ってくるかもしれない」と「もう終わっている」のあいだを、何日も行ったり来たりする。この行き来だけで、ずいぶん消耗します。
② 断られるより、何も言われず終わるほうが多い
婚活をしていると、断られる場面を想像して身構えてしまいます。でも実際に多いのは、そちらではありません。
断られるよりも、何も言われず終わることのほうが多いんです。
私の場合、やり取りが続いた相手でも、だいたい5〜10回くらいのやり取りで自然に終わっていました。理由を告げて終わった人のほうが、はるかに少なかった。断られた記憶より、いつのまにか消えた会話のほうが、ずっと多く残っています。
つまりフェードアウトは、あなたに起きた特別な出来事ではありません。マッチングアプリのやり取りの、いちばんありふれた終わり方です。
珍しくないと分かったところで、その夜のさみしさが消えるわけではないと思います。
③ 終わる理由は、たいてい相手の中にだけある
終わる理由が分からないと、人は自分の中を探してしまいます。答えの出ない探しものを、夜のあいだずっと続けてしまう。
でも、理由が見つからない本当のところは、たぶんこうです。
相手が、それを言わずに終える側だったから。
言葉にして伝えるのは、けっこう手間のかかることです。まだ会ってもいない相手に、わざわざ理由を説明しようと思う人のほうが少ない。だから何も言わずに、静かにやり取りを止める。
ただそれだけのことが、こちらには「何か言われるほどでもなかった」という話に見えてしまいます。
何がいけなかったのか、いまだに分からないままなんです。
分からないままで終わったやり取り、私にもいくつもありました。理由は、たぶん今も相手しか知らないままです。
④ 一番しんどいのは、終わらせてもらえないこと
「忙しいだけかな」と思って、待ちます。相手にも生活があるし、返信が遅れる日くらいあるはずだからです。
そうやって待っているあいだは、まだ終わっていません。終わっていないから、期待も畳めない。予定を空けておこうかな、と一瞬考えてしまう自分もいる。
そして、そのまま終わります。
喧嘩したわけでもなく、嫌われたと言われたわけでもない。ただ、自然に終わる。その曖昧さが、いちばんしんどい。
つらさの正体は、断られたことではないんです。終わりを、自分で認めにいかなければいけない。それがフェードアウトの、いちばん重たいところだと思います。
⑤ 鳴ったのは、宅配だった
夜、ソファでスマホを握って、「返信来てるかな」と画面を確かめる。
鳴ったのは宅配の不在通知でした。ニュースの速報だったこともあります。そのたびに、少しだけ落ち込む。
この「少しだけ」が、毎晩続くのがきついんだと思います。大きな出来事なら、悲しんで、泣いて、区切りをつけられます。でもフェードアウトの消耗は、いつも少しずつです。だから人にも話しにくいし、自分でも大げさに扱えない。
そうやって、ひとつずつは小さいまま積み重なった状態を、婚活に疲れた、と呼ぶのかもしれません。
一件の終わり方より、選び続けること自体が重くなっているなら。マッチングアプリに疲れてきた30代へ
⑥ 追わなくていいし、消さなくてもいい
こういうとき、正解の動き方を探したくなります。もう一度だけ送ってみるべきか。それとも、きれいに消してしまうべきか。
どちらでも大丈夫です。
もう一度送ってみたいなら、送っていいと思います。それで返ってきたなら、それだけのことです。返ってこなければ、それで一つはっきりします。
反対に、トーク画面を残したままでも構いません。開くたびに少し痛むなら、無理に見なくていいだけで、消す必要まではないんです。追わなくてもいいし、消さなくてもいい。
やってはいけないのは、この一件をきっかけに、自分のプロフィールを全部作り替えてしまうことだと思っています。返事が来なかった理由を自分の中に探し始めると、直すところはいくらでも見つかってしまうからです。
まだトーク画面を消せていなくて。
そのままにしておいて大丈夫ですよ。片づける締め切りがあるわけでもないので。
⑦ やり取りの数が多い場所ほど、これは起きる
最後に、少しだけ仕組みの話をさせてください。アプリが悪いという話ではありません。
マッチングアプリは、たくさんの人と同時にやり取りできる場所です。それは長所です。会える人の幅が広がるし、いきなり一人に絞らなくていい。
ただ、同時に進む人数が増えるほど、一件あたりの重みは軽くなります。十人とやり取りしている人にとって、そのうちの一件が止まっても、日常はほとんど変わりません。だから、わざわざ終わりを告げる動機も生まれにくい。
フェードアウトが多いのは、一件あたりの重みが軽くなる構造の中にいるからです。
だとすると、次に場所を選ぶときに見るところも変わってきます。人数の多さではなく、こちらから動いたときに答えが返ってくる仕組みになっているかどうか。無料の面談を受ける機会があるなら、まずそこを聞いてみてほしいと思います。
よくある質問
追いメッセージは送っていいですか。
送っていいと思います。ただ、送れば結果が変わるかもしれないと期待しすぎないほうが、あとが楽です。返事が来たら続ける、来なければそこまで、と決めておくくらいがちょうどいいと思います。
ブロックや削除はしたほうがいいですか。
しなくて大丈夫です。見るのがつらいならアプリを開く回数を減らせば足りますし、消したからといって気持ちが早く片づくわけでもありません。あとから「消さなければよかった」と思う人もいます。
自分からフェードアウトするのは失礼ですか。
短くても伝えられるなら、そのほうがお互いに区切りがつきます。ただ、その一通がなかなか送れないことも、よくあります。何も言えずに止めてしまった相手が過去にいたとしても、それはこの記事に書いてきたとおり、とてもよくあることです。
何日待ったら終わりと考えていいですか。
決まった日数はありません。何日で見切ると決めても、その日が来たら結局もう一日待ってしまうからです。日数で区切るより、あなたが画面を確かめなくなった日が、その人との終わりでいいと思います。
まとめ:終わりを告げてもらえなかっただけです
- フェードアウトが辛いのは、断られたからではなく、終わる理由を教えてもらえないから
- 断られるより、何も言われず終わるほうが多い。5〜10回のやり取りで自然に消えるのは、ありふれたこと
- 理由が分からないのは、相手が言わずに終える側だったからです
- 追わなくてもいいし、消さなくてもいい
会ったあとに返事が止まったときは、しんどさの種類が少し変わります。婚活がみじめに感じてしまうとき
同じ終わり方を何度もくり返しているなら、あなたのやり方ではなく、いる場所のほうを一度見てみてもいいのかもしれません。人数で会う場所と、一件ずつ進む場所とでは、返事の返り方そのものが変わります。
一件の終わり方だけの話では、なくなってきたなら。返事を待つのをやめていい時期