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「婚活 みじめ」。そう感じて、この記事を開いてくれたのかもしれません。

私にも、思い出す夜があります。二回ごはんに行った人に、次の約束のつもりで日程を送った、その直後からでした。既読はつくのに、返事だけが来なくなったんです。待った五日ほど、一日に二十回も三十回もアプリを開いては、動かない画面を見ていました。送ったメッセージを読み返しては「重かったかな」と考え、プロフィールの自己紹介を短くして、写真を笑顔のものに変えて。最後には、自分の体型も、会話の量も、沈黙の時間まで、思いつくこと全部を自分のせいにしていました。

あのころの苦しさを、いま「みじめ」という言葉で振り返る人がいるのも、よく分かります。でも、婚活がみじめに感じるのは、あなたが惨めな人だからではありません。たくさんの中から選ばれようとする、そのやり方が、人を惨めにさせているだけなんです。その話を、していきますね。

① その「みじめ」は、どこから来ているんだろう

婚活をしていると、みじめな気持ちになる瞬間が、いくつもあります。

いいねを送っても既読のまま返ってこない。会えたと思ったら二回目がない。プロフィールを何度も書き直す。ひとつひとつは小さいのに、積み重なると、なんのためにこんなに頑張っているんだろう、と分からなくなってくる。

このみじめさには、正体があります。それは、「選ばれる側に回されて、ずっと待たされている」という感覚です。

あなた

頑張っているのに、みじめになる一方で。

ひなた

私も、おかしいのは私のほうかな、と考えていました。

アプリを開けば、自分のプロフィールが誰かの画面に並んで、指一本で「あり」か「なし」かを決められます。会う場でも、値踏みされているような気がして、うまく笑えないことがある。断られることが続くと、だんだん「私には価値がないのかもしれない」と思えてくる。選ばれるのを待つ時間が長いほど、自分の値打ちが下がっていくように感じてしまう。

「婚活はみじめなもの」ではないんです。選ばれ続けるのを待つやり方が、人を惨めにさせるだけなんです。

② 「婚活してる自分が恥ずかしい」と思わなくていい

みじめさの半分は、婚活そのものより「婚活している自分」への引け目から来ているのかもしれません。

婚活は、結婚できなかった人がやること。恋愛でうまくいかなかった人の、最後の手段。——そんなイメージが、どこかにありませんか。その引け目があると、うまくいかないたびに「やっぱり私は選ばれない側の人間なんだ」と、自分にダメ出しをしてしまいます。

でも、これは思い込みです。近年の婚活・結婚に関する調査では、結婚した夫婦がお互いと出会ったきっかけとして、マッチングアプリなどネットの出会いが年々増えていて、いまでは珍しい出会い方ではなくなっています。婚活しているのは、あなただけの特別なことでも、恥ずかしいことでもありません。

自分から動いて出会いを探すのは、むしろ誠実なことです。恥ずかしいのは、動いているあなたではなくて、「婚活=負け」と決めつける、古いイメージのほうだと思います。

③ みじめにさせているのは、あなたじゃなくて「やり方」

私がアプリを消したのは、ある日曜の夜でした。翌日は仕事なのに、返事の途絶えた相手のページを開き直しては、どこがいけなかったんだろう、と考えて。その夜はもう、これ以上は続けられない、と思ったんです。

それから一か月半ほど、婚活から離れてみました。休んでみて分かったのは、同じやり方を繰り返しても、行き着く先は変わらない、ということだけです。次々に人とやり取りしては、期待して、落ち込んで、また次の人へ。私を消耗させていたのは、相手でも自分でもなく、この終わらないやり取りを続けていたことそのものだったんだと思います。

あなた

婚活を止めたら、そこで終わってしまう気がします。

ひなた

消したときも、諦めたつもりはありませんでした。

だから私は、やり方を変えようと思いました。たくさんの人と次々にやり取りするのをやめて、結婚を本気で考えている人とだけ出会える場所を、探すことにしたんです。

④ それでも、比べてしまう夜に

やり方の話とは別に、それでも比べてしまう夜があります。

友達の結婚報告、結婚式の写真、年賀状の家族写真。みんなが前に進んでいくのに、自分だけ同じ場所に立っている気がして、胸の奥がざわつく。この感覚は、婚活のやり方とは別のところから来るので、消そうとしても消えません。

あなた

比べないようにしよう、と思うほど比べてしまいます。

ひなた

比べまいとするほど、目のほうが行ってしまいますよね。

ただ、比べて落ち込む夜があるのは、あなたが弱いからではありません。あなたが、ちゃんと前に進みたいと思っている証拠です。周りと比べてしまう気持ちについては、別の記事でもう少しゆっくり書いたので、今夜がつらければ、そちらも読んでみてください。

⑤ みじめさから、静かに降りる

もし今、婚活がみじめでたまらないなら、順番はこうだと思います。

まず、休んでいいんです。焦りはすぐには消えないけれど、いったん離れてみると、「自分がダメだから」ではなく「やり方が合っていなかっただけ」だと、見え方が変わってきます。婚活からいったん立ち止まってみた時期の話は、こちらにも書いています。

そのうえで、もう一度動きたくなったら、やり方の軸を変えてみてください。数で選ばれるのを待つ場所から、結婚を前提に、一人ひとりと落ち着いて向き合える場所へ。

乗り換えを前提にした使い方が主流かどうかで、選ばれ方そのものが変わります。「選ばれなかった」が積み上がりにくいこと。それが、みじめさとの距離になります。向き不向きは、マリッシュの評判にまとめてあります。

待たされる感じの手前に、自分で比べている時間があるかもしれません。年下の人と並べてしまうとき

惨めにさせていたのは、あなたじゃなくて、やり方のほう。そう思えたら、少しだけ、肩の力が抜けるはずです。

よくある不安(Q&A)

Q. 婚活してること、恥ずかしいことですか?

いいえ。自分から動いて出会いを探すのは、誠実なことです。恥ずかしいのは、動いているあなたではなくて、「婚活=結婚できない人がするもの」という古いイメージのほうだと思います。いまは、ネットの出会いから結婚する人も珍しくありません。

Q. こんなにみじめなのは、私だけですか?

あなただけではありません。みじめさは、あなたの性格ではなく、「選ばれるのを待つ」やり方が作っているものです。だから、やり方の軸を変えれば、少しずつ軽くしていけます。

Q. 婚活をやめたら、負けたことになりませんか?

なりません。やめることと、いったん休むことは違います。休むのは、同じやり方で消耗し続けないための、立派な作戦です。私も一度、立ち止まる時期がありました。

Q. 結婚相談所やアプリを変えたら、みじめさは増えませんか?

場所によります。数で勝負するやり方のままだと、どこへ行っても同じ消耗が続きます。大事なのはサービス名より、選ばれ待ちから抜けられる場所かどうか。焦って乗り換える前に、中を見てから決めて大丈夫です。