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「婚活 疲れた」。そう打ち込んだ指が、少しだけ重かったんじゃないでしょうか。

「うまくいかない」「好きになれない」——そんな言葉まで一緒に打ち込んだのなら、あなたはもう、十分すぎるくらい頑張ってきた人なんだと思います。

私にも、同じような日曜の夜がありました。明日も仕事なのに、返信が止まった人のプロフィールを何度も開いては、「私の何が、ダメだったんだろう」と考えて。相手を探すことより、期待して、落ち込んで、また期待して……その繰り返しのほうに、いちばん消耗していたんだと思います。

この記事は、「もっと頑張りましょう」でも、「こうすれば婚活はうまくいく10の方法」でもありません。まずは、その疲れの正体を一緒にほどいて、「休んでいい」という話をさせてください。

① 婚活に疲れるのは、あなたが弱いからじゃない

婚活に疲れたのは、あなたが弱いからでも、婚活に向いていないからでもありません。ずっと気を張って、真剣に走り続けてきた。ただ、それだけのことなんです。

「私だけ、どうしてこんなにうまくいかないんだろう」。そう感じているかもしれません。でも、婚活経験者へのアンケートで、「疲れた」「やめたいと思ったことがある」と答えた人が多数を占めた、という調査もあります。細かい割合はいったん置いても、疲れているのは、あなた一人ではないんです。むしろ、真剣に向き合った人ほど、この壁にぶつかります。

なのに、どうしてこんなに一人で抱えてしまうのか。婚活の疲れは、人に言いにくいからだと思います。「頑張ってるね」と応援されるほど、弱音を吐きづらくなる。SNSを開けば、うまくいった報告ばかりが流れてくる。だから、疲れているのは自分だけのような気がしてしまう。責められるべきは、あなたじゃありません。弱音を許してくれない、この空気のほうです。

あなた

毎日ちゃんとやっているのに、誰にも見えていない気がします。

ひなた

私も、頑張っていること自体は誰にも見えないな、と思っていました。

② その「疲れた」、どれに近いですか

ひとくちに「婚活に疲れた」と言っても、疲れの中身は人によって違います。原因をひとつに決めて対処法を並べる前に、まずは自分の疲れがどれに近いか、そっと当ててみてください。ここが、これからの休み方の入り口になります。

ひとつ目は、「自分を責める疲れ」。返信が来ない、会ったあとに連絡が途切れる。そのたびに、写真が悪かったのかな、話がつまらなかったのかなと、原因を全部「自分のせい」に変換してしまう。相手との相性の問題なのに、自分の価値の問題にすり替わってしまうと、心はどんどんすり減ります。

ふたつ目は、「選ぶのに疲れる」。これは、私がまさにそうでした。登録した直後は、いいねが百件近く来て、最初は嬉しかったんです。でも一〜二か月で、それが「誰に返信しよう」「失礼のないように断らなきゃ」の負担に変わっていきました。いいねの数が多いこと自体は、問題じゃなかったんです。真剣に向き合える相手を選び続けること、そのものが、いちばんの負担でした

三つ目は、「期待と落胆のループ」。会う前の夜にプロフィールを読み返して少し期待して、実際に会うと写真や会話の温度が思っていたのと違って落ち込んで、それでもまた次の人に期待して。この上がって下がってを繰り返していると、感情の電池が、静かに切れていきます。

もし今、眠れない日が続いていたり、理由もなく涙が出たりするなら、それは婚活の疲れというより、心が休息を求めているサインかもしれません。そのときは、婚活の進め方より先に、休むことを優先してください。必要なら、専門の窓口に頼ることも、弱さではありません。

③ 「休む」は、逃げでも、後退でもない

「でも、ここで休んだら、年齢的にもっと不利になる」。そう思って、疲れたまま走り続けている人は多いと思います。私も、そうでした。

正直に打ち明けると、私は一度、マッチングアプリを消しました。「完全に諦めた」というより、「今はこれ以上、続けられない」に近い気持ちでした。それから一か月半くらい、婚活をしない休日を過ごして。焦りが消えたわけではありません。でも、そのあいだにひとつだけ、はっきりわかったことがあります。同じやり方を繰り返しても、結果は変わらない、ということでした。

休むというのは、走るのをやめることじゃありません。走り方を見直すために、いったん立ち止まるだけのこと。ずっと全力で走っていたら、フォームが崩れていることにも気づけません。疲れたときこそ、一度、足を止めていいんです。

④ 頑張る量より、頑張る方向を変える

休んでいるあいだに、気づいたことがありました。私はいつのまにか、「出会うこと」そのものが目的になっていて、「結婚できる相手を探す」という視点が、すっぽり抜けていたんです。毎日のいいねやメッセージをこなすことに必死で、そもそもどこへ向かっているのかを、見失っていました。

だから私は、たくさんの人とやり取りするのをやめて、結婚を真剣に考えている人とだけ出会える方法を、探すことにしました。あの、やり取りが終わらないことへの消耗が、いちばんこたえていたからです。

あなた

でも、やり方を変えるって、また一から始めるみたいで、それも疲れませんか……?

ひなた

その気持ち、よくわかります。でも、頑張る量を増やす話じゃないんです。頑張る方向を、少しだけ変えるだけ。私の場合は、まず「誰と会うか」の入り口を選び直すところからでした。

やり方を変えるのは、これまでの頑張りを否定することでもありません。ここまで一生懸命走ってきたからこそ、「この走り方は、私には合わなかったんだ」と気づけたんです。

⑤ それでも結婚したいなら、一人で抱え込まなくていい

疲れがいちばん重くのしかかるのは、誰かといるときより、家に帰ってベッドの上でアプリを開いた、あの瞬間だったりします。誰にも打ち明けられないまま、頭の中だけで「どうしよう」をぐるぐる回していると、答えは出ないのに、疲れだけが積もっていきます。

あなた

友達には「ぼちぼち」としか言えなくて。

ひなた

弱音を言ったら負けな気がするんですよね。私もそうでした。

だったら、その抱え方を、少しゆるめてもいいんです。消耗しているときに、また自分ひとりで大量の相手を選び直すより、先に誰かへ話してみるほうが、ずっと楽になります。たとえば、結婚を本気で考える人が集まる場で、無料の相談だけ受けてみる。申し込む前に、話を聞くだけでいいんです。自分の婚活を、外からいっしょに眺めてもらうと、絡まっていた糸が少しずつほどけて、「次に何をすればいいか」が見えてきます。

私も、休みが明けたころに一度、相談だけ受けてみたことがあります。これまでの婚活で困っていることを尋ねられて、口から出たのは「たくさんの人とやり取りしても、結婚につながらないんです」という言葉でした。入会するかどうかは、そのあとで決めればいい。誰かに進め方を整理してもらえたこと自体に、意味がありました。相談の中身そのものは、入るか決める前に、話だけ聞いてみた一時間として別に置いてあります。

⑥ 今夜、婚活に疲れているあなたへ

もし今夜、「婚活 疲れた」と検索して、少し泣きたいような気持ちでいるなら、どうかこれだけ、覚えていてください。あなたが疲れているのは、弱いからでも、向いていないからでもありません。ずっと気を張って、真剣に走ってきたからです。

うまくいかなかったのも、あなたに魅力がないからじゃなくて、縁とタイミングが、まだめぐってきていないだけ。今日くらいは、自分を責める代わりに、そっと休んでいいんです。息を整えたら、走り方は、いつだって変えられます。

Q. 婚活を休んだら、年齢的に不利になりませんか?

不安になる気持ちは、よくわかります。でも、疲れたまま走り続けて、一件の既読無視で自分を責める毎日を続けるほうが、心も表情もすり減ってしまいます。私が立ち止まっていたのは、一か月半ほどでした。あのまま消耗を続けるより、いったん止まってやり方を整えたことのほうが、結果として前に進めた気がしています。休むのが不安なら、「完全にやめる」のではなく「アプリだけ一度止めて、相談だけしてみる」くらいの、ゆるい切り替えから始めても大丈夫です。

Q. みんな、どれくらいで婚活に疲れるものですか?

人によって本当にさまざまですが、「始めて数か月で、いいねやメッセージのやり取りに疲れてしまった」という声は、めずらしくありません。私自身も、楽しかったのは最初の半年くらいで、そのあとは「返信しなきゃ」の毎日のタスクに変わっていきました。だから、「もう疲れたなんて、早すぎる?」と思わなくて大丈夫です。早く疲れたのは、それだけ真剣に向き合ってきたからだと思います。

Q. 誰も好きになれないのですが、私がおかしいのでしょうか?

おかしくは、ありません。疲れているとき、人は新しい相手に心を開く余裕がなくなります。「好きになれない」のは、あなたの心が冷めているからではなくて、疲れて省エネモードに入っているサインのことが多いんです。そういうときに無理して誰かを好きになろうとしても、うまくいきません。まずは休んで、心の余裕が戻ってから、もう一度会う。順番を変えるだけで、「好きになれない」が「この人、いいかも」に変わることは、ちゃんとあります。

Q. 疲れているとき、マッチングアプリと結婚相談所、どっちがいいですか?

どちらが正解と決まっているわけではありません。ただ、心が疲れきっているときに、自分で大量の相手を選び分けるアプリは、正直しんどいと思います。まずは相談できる場所で、こんがらがった頭をほぐすほうが先です。気持ちに余裕が戻ってきてから、会う手段としてアプリを足していく——その順番のほうが、消耗しにくいはずです。焦って両方いっぺんに始めなくても、いいんですよ。

※周りが結婚していくのを見て、焦ってしまう自分がつらいなら、こちらも。
周りの結婚と、自分を比べてしまう人へ

※順番としては、アプリの選び直しが先でも構いません。
別のアプリに移るという判断

※とくに「マッチングアプリの疲れ」がしんどいなら、こちらにもう少しくわしく。
“選び疲れ”と呼ばれる疲れ方

※プロフィールを直しては待つ、を繰り返しているならプロフィールを書き直しても、何も起きなかった話も。

※友達の結婚報告に「おめでとう」と言い切れない自分がつらいなら、こちらも。
友達の結婚のあとに残るもの

※がんばっているのに、先の見通しだけが暗いとき。
気の持ちようで戻る話なのか

※いっそ婚活をやめてみたら、少し楽になった——その軽さを責めなくていい理由は、こちらに。
婚活をやめたら楽になった。その"軽さ"を、責めないでほしい

その疲れの奥に、「こんなに頑張っているのに、なんだかみじめだ」という感覚があるなら——。

婚活がみじめに感じるのは、あなたがダメだからじゃない

その婚活の疲れに、親からの何気ない一言が重なって、よけいにしんどくなる日もありますよね。

「いい人いないの?」——親の言葉が、なぜこんなに刺さるんだろう

その疲れが積もって、いっそ少し休みたい、と思う日もあるかもしれません。

「婚活、休みたい」と思ったときの、休み方と戻り方

疲れる前の段階で、プロフィール写真が一枚も選べずに止まってしまうこともあります。

写真が選べないまま止まっていた頃の話

その疲れのはじまりが「急がなきゃ」だったなら、急いだ理由のほうを見てみるのも手です。

誕生日に、自分を評価し直さなくていい話

会う前のやり取りだけでなく、実際に会った相手を断るときの申し訳なさに、気力を削られていませんか。

いい人なのに断ってしまう、その罪悪感が軽くなる考え方

会う前のやり取りだけでなく、実際に会ってからのデートで、気力を使い果たしていませんか。

婚活のデートに疲れてしまうのは、なぜだろう

会う前のやり取りだけでなく、実際に会ってみて「なんだか微妙」と感じ、会い続けるか迷って消耗することもありますよね。

会って「微妙」だと感じたとき、その気持ちとどう向き合うか

その疲れに、周りから近況を繰り返し聞かれるしんどさが重なる日もあります。職場で「結婚しないの?」と聞かれ続けるとき

返事が来ないまま消えるやり取りが、続いているなら。何も言われずに終わる、あの終わり方のこと

アプリから相談所に移ると、会う前に確かめることの中身が変わります。相談所にいる男性が不安で、踏み出せないなら

年齢のことが引っかかって手が止まるなら、その怖さの出どころから見てみてください。おばさんだと思われるのが怖くなるのは、どこからなのか