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帰り道の店先の雰囲気が、いつのまにか変わっています。

先週まではこうではなかったはずなのに。

クリスマスに予定がない。独身のまま、今年もその日を迎える。

普段の休日となにも変わらないはずの一日なのに、その日だけは「今日はクリスマスなんだ」と意識してしまう。

あなた

クリスマスが近づくと、この時期だけ毎年しんどくなります。

ひなた

婚活をしていた頃、12月になると同じことを考えていました。仕事も生活も何も変わっていないのに、その日だけ、気持ちが沈むんですよね。

この記事に、その日の過ごし方は書きません。書くのは「なぜこの日だけしんどくなるのか」のほうです。

① クリスマスだから寂しい、わけじゃなかった

同じ部屋の同じテーブルが左右に並び、置かれている本とお皿とカップまで同じ図。左に「いつもの休日」、右に「クリスマス」と書かれている

婚活をしていた頃のクリスマスに、私が何をしていたか。

普通に仕事をして、家で過ごしていました。特別なことは何もしていません。

普段の休日とほとんど同じでした。

だから正直に言うと「クリスマスだから絶対に寂しい」というわけではないんです。

他の人はどんなことをしているんでしょうか。

クリスマスの予定を独身男女に聞いた調査があります。

今年のクリスマスの予定
  • 「特に予定はない」=全体42.7%、女性37.3%
  • 「恋人と過ごす予定」=全体21.0%、女性24.0%
  • 「家族と過ごす予定」=全体17.9%、女性22.1%

対象=25〜34歳の独身男女571人(男性308人・女性263人)
出典=株式会社オーネット「独身男女のクリスマスの予定に関する実態調査」(2024年12月18日公表)

調査では4割以上が「特に予定はない」と答えていて、恋人と過ごす予定の人は2割でした。

予定のない日なら、普段の休日にもあります。

それなのに、クリスマスの日だけはしんどさが残る。

やったことは同じはずなのに、何が違ったのか。

いま思うのは、こういうことです。その日が特別だったのではなくて、賑やかな街の雰囲気が寂しくなる気持ちを大きくさせた。

② クリスマスは寂しくなることが3つも増える

リース、お店の日よけ、閉じた封筒の三つが等間隔に並んでいるイラスト

12月に入ると、目に入るものが増えます。私の場合は3つでした。

まず、街を歩いているときのカップル。

普段だって同じ数だけいたはずなのに、この時期だけ、いつもより目につく。

次は、街のイルミネーション。

買い物のついでに通っているだけなのに、店の雰囲気が一気に変わっていて、視界の端に入ってきます。

あとはSNSを開いたとき。

友達や知り合いの楽しそうな投稿が流れてくる。誰も私に見せているわけではなくて、ただ流れてくるだけです。

3つとも、普段なら気にもとめないものでした。

でもこの時期だけは、そういうものまで「私は今、一人なんだな」と教えてくるように感じられるんです。

③ 誰にも責められていないのにつらくなる

夜の街角を少し離れて見た図。明かりのついたお店の窓と小さな飾りがあり、人は誰もいない

自分でもよく分からなかったのは、別に誰かに責められているわけでもないのに、12月の雰囲気が、つらく感じることです。

イルミネーションは私に向けてついているわけではありません。すれ違うカップルは私を見てもいません。友達の投稿も、私に何かを言うために上げたものではない。

この日に「予定ないの?」と聞いてきた人も、いませんでした。

それでも気持ちが沈むので、今度はそんな自分が嫌になってきます。

あなた

誰かに何か言われたわけでもないのに落ち込むので、自分が面倒くさい人間に思えてきます。

ひなた

12月のその感じ、覚えがあります。誰も悪くないのにしんどい、というのがいちばん説明しづらいところなんですよね。

でも、ここは順番が逆だと思っています。

つらくなったのは、あなたの感じ方が変わったからではありません。目に入るものが増えただけです。

この時期の街には、イルミネーションとカップルと楽しそうな投稿が、いつもより多くあります。

どれも、ひとりでいることを思い出させます。

目に入る回数が増えれば、思い出す回数も増える。それだけのことです。

クリスマスに限らず、夜になると気持ちが沈むなら、こちらも書いています。

フロアスタンドの灯るリビングで、床のラグに座ってソファにもたれ、うつむきがちに静かに過ごす女性のイラスト
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④ クリスマスも、マッチングアプリを開いていた

ベッドの枕元の小机に、閉じた封筒が積まれ、そのうち一通だけ少しずれて置かれているイラスト

正直に書くと、クリスマスもマッチングアプリは開いていたと思います。

当時は婚活が生活の一部みたいになっていたので、クリスマスだからといって完全に切り離せるわけではなかったんです。

誰かに返信して、プロフィールを見て、またスマホの画面を閉じる。

ただ、楽しくて開いているというより、「早く私も相手を見つけなきゃ」という気持ちが強かったんだと思います。

始めたばかりの頃は、アプリを開くこと自体が楽しかったように思います。それがだんだん、やらなきゃいけないことのほうに寄っていきました。

クリスマスだからと言って何かをやめたわけでも、何かを決めたわけでもありません。

私はいつもと同じように、画面を触っていました。

⑤ 12月になると、去年と来年のことまで考えてしまう

何も書かれていない壁掛けカレンダーが左右に並んだ図。左に「去年」、右に「今年」と書かれている

もうひとつ、この時期だけ起きることがあります。

イルミネーションを見た瞬間に、「あ、もうクリスマスなんだ」と気づく。そしてそのまま、「去年の今頃は何をしていたかな」と考えてしまう。

去年の自分を思い出して、今の自分と並べて、それから先のことまで考える。

婚活をしていると、季節のイベントが、そのまま自分の先のことを考えるきっかけになってしまうんですよね。

友達の結婚や出産の報告が増えていた時期でもありました。みんなは次のステージに進んでいるのに、私はまだここにいる。そういう焦りを感じることもありました。

ただ、婚活の一年は、目に見える形で進むとは限りません。

同じ場所にいるように見える一年でも、結婚相手に求める条件は厳しくなりがちです。

でもそれは、失敗したくない気持ちが強くなったからだと思います。

イルミネーションを見て立ち止まった一瞬では、そこまで思い出せないだけです。

去年と今年を並べてしまうのは、誕生日の夜も同じです。

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⑥ クリスマスのあいだは、決めなくていい

机の上に閉じたままのノートが置かれ、その表紙にペンが一本横たえられているイラスト

クリスマスが近づくと、恋人や家族がいない人は寂しくなります。

当時の私にも、そういう時期がありました。

年内にもう一人だけ会っておこう。そうかと思えば、年明けまでアプリは開かないでおこう、と思う日もある。

同じ週のうちに、その両方を考えていることもありました。

ただ、焦ってアプリを開いても、疲れている自分にはうまくいきませんでした。その繰り返しだったと思います。

あなた

何もしないでいると、余計に置いていかれる気がしてしまいます。

ひなた

その感じ、よく分かります。動いていないと落ち着かなくて、いちばん疲れている時期にいちばん手を動かしていました。

いま振り返って思うのは、私は結婚したくなかったわけではない、ということです。

疲れていたのは、焦った状態で婚活を続けることのほうでした。

だから、クリスマスのあいだに何かを決めなくていいと思います。やめる必要もありません。

ただ、この時期には、イルミネーションもカップルも投稿もいつもより目につくものだ、とだけ覚えておく。

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⑦ 街が静かになってから、自分の婚活を振り返る

昼間の何も飾られていない通りのイラスト。葉の落ちた街路樹と静かな歩道だけがある

クリスマスが終わると、店先の飾りやイルミネーションはなくなり、雰囲気も何もなかったように今までどおりになります。

目に入るものが減るので、同じ道を歩いても何も思い出しません。

私が言いたいのは、そこまで我慢しましょう、ということではありません。

そうではなくて、街が静かになったあとに、もう一度だけ自分に聞いてみてほしいんです。

あのときつらかったのは、婚活のやり方だったのか、それともクリスマスの雰囲気だったのか。

答えが「クリスマスだった」なら、変えるものはとくにありません。

クリスマスと一緒に消えていく、しんどさだった、ということです。

やり方のほうだった、と思えたなら。そのときが動きどきなんだと思います。

焦っていない自分が出した結論は、たぶん正しいですから。

ただ、そのやり方のどこを変えるかを、一人で見つけるのは難しいと思います。

相談所の無料相談は、入会を決める場ではありません。

いまの自分のやり方を人に見てもらう場としても使えます。

イルミネーションが目につく日に一人で考えるより、街が静かになってから人に話すほうが、落ち着いて決められます。

私がnaco-doの無料相談を受けたときの記録も残してあります。

夕方のリビングで、ソファに座ったひなたが、ローテーブルに立てたタブレットのビデオ通話に映る担当者の話を聞いているイラスト
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よくある不安(Q&A)

Q. クリスマスに予定がないことを、うまく人に伝えられません。

伝えなくていいと思います。「特に何も」で終わらせても、たいていの会話は成立します。詳しく話すほど相手も気を使うので、短いほうがお互いに楽なこともあります。話したくなったときに話せば十分です。

Q. クリスマスも近いし、早く彼氏が欲しいです。早く動いた方がいいですか?

どちらでも大丈夫です。

ただ、焦った状態のまま始めても、私の場合はうまくいきませんでした。

今は焦る気持ちの大きい時期になります。年明けなど落ち着いた時期からでも遅くはありません。

Q. 街に出ないようにすれば、平気になりますか。

一時的には楽になると思います。

ただ、家にいてもスマホやテレビから自然と目に入ったりして、避けきるのは難しいですし、避けること自体が疲れます。

避けようとするより、「クリスマスだから仕方ないか」と割り切るほうが、気持ちは楽かもしれません。

Q. 年末年始に実家へ帰ると、どうしても結婚の話になります。

親から言われる言葉には、クリスマスのムードとは違う刺さり方があります。

実家で親に結婚を急かされる話は、それだけを扱った記事があります。

車の助手席に座り、夕暮れの街の灯りがにじむ窓の外を、静かに見つめる女性のイラスト
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まとめ

床に置かれた段ボール箱の中に、たたんだ紙の飾りが平らに入れられているイラスト

クリスマスに予定がない独身女性にとって、この日がつらいのは事実だと思います。

イルミネーションがついて、カップルが目につき、SNSには楽しそうな投稿が並ぶ。

クリスマスに独身で予定がないという事実は去年と同じなのに、それを思い出す回数だけが、いつもの何倍かに増える。

そして、この雰囲気に飲まれて決めたこと。

それは、たいてい焦って決めたものになります。

だからクリスマスのあいだは、婚活を続けるか休むかを、今すぐ決めなくて大丈夫です。

決めるのは、クリスマスが過ぎてからでも遅くありません。