結婚相談所の男はやばい?アプリから移った30代女性が見た違い
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結婚相談所のことを調べていると、途中で必ず出てくる言葉があります。
「相談所の男はやばい」。書かれているのは、たとえばこんな話です。
- 自分の話ばかりで、こちらの話を聞かない
- 自慢が多い
- 清潔感がない
- 写真と実物が違う
- 初対面なのに、住む場所や子どものことまで自分の希望だけで詰めてくる
- 断ったあとに感情的になる
どの記事にも、こういう人はごく一部だと書いてあります。
それでも読んだあとに残るのは、「その一部に当たったらどうしよう」のほうかもしれません。
この言葉が引っかかるのは、相談所に入るかどうかより、入ったあとが心配だからだと思います。
お金をかけて入ったのに、また一人で「この人は大丈夫かな」と確かめるんじゃないか。気になっているのは、そちらのほうです。
相談所に入っても、結局は自分で見極めるしかないなら、今と何も変わらない気がして。
私も、入る前はそう思っていました。見極めるのは、たしかに自分です。ただ、その中に、自分でやらなくてよくなったものが一つだけありました。
この記事に、やばい男性の見分け方は書きません。
書くのは、相手が本当かどうかを、一人で確かめていた頃の話です。
そして、その一つを手放したあと、何が変わったか。
① 「やばい」かどうかを確かめるのは、いつも自分だった

アプリのプロフィールには、たいてい必要なことが書いてあります。独身。結婚希望。年齢も、仕事も。
でも、そこに書いてあることが本当かどうかは、会ってみるまで分かりません。
マッチングアプリは、法律では「インターネット異性紹介事業」にあたります。
警察庁の「出会い系サイト規制法」のページに、事業者の義務が書かれています。
確認が義務づけられているのは、利用者が18歳未満でないこと。
独身かどうか、年収、仕事。そこには確認の義務がなく、書く人の自己申告になります。
嘘が多い場所だという話ではありません。ただ、本当かどうかを確かめる役は、最初から使う側にありました。
だから、会う前から相手を見極めようとしてしまう。
いま振り返ると、それも、アプリでの婚活で私が疲れていった理由の一つだったと思います。
口コミの「やばい」が重く感じるのは、そういう人がいるかどうか、ではないのかもしれません。
書き込みにあったような男性が一人でも混じっているなら、見分ける役は、また自分です。
② 疑っていたわけじゃない。「ちゃんと確認しないと」だった

こう書くと、いつも人を疑っていたように聞こえるかもしれません。
でも、当時の感覚はそれとは少し違いました。嫌だったというより、「仕方ないよね」と思っていたんです。
相手を疑ってるみたいで、そういう自分がちょっと嫌になります。
私は、嫌というより「婚活なんだから、ちゃんと確認しないと」という感覚でした。
「こんなことを疑う自分って嫌だな」と、強く自分を責めていたわけではありません。むしろ、確認するのは当たり前のことだと思っていました。
ただ、その「ちゃんと確認しないと」が積み重なると、思っていた以上に疲れるんです。
③ 確認は3段あって、人数の分だけ増える

当時の自分がやっていたことを、順番に並べてみます。
相手のプロフィールを見て、「この人はどういう人なんだろう」。
メッセージをして、「結婚に対してどのくらい真剣なんだろう」。
結婚の話が全然出てこなかったり、こちらが結婚を意識しているのに相手の温度感が違ったりすると、目的が違うのかな、と思うこともありました。
そして実際に会って、「プロフィールと印象は同じかな」。
一つずつ確認していく。相手を知っていくこと自体は、婚活なので必要です。
ただ、何人もの人と同時にやり取りしていると、その作業がどんどん増えていきました。
だから、いま思うのは、相手を疑っていたというよりも、こういうことです。
「一人ひとりをちゃんと見極めなきゃ」という責任を、全部自分で背負っていた。
④ アプリでは、もう一つ仕事があった

気を張っていた先は、相手だけではありませんでした。
会う前から、私が考えていたのはこんなことです。写真と実物が違ったらどうしよう。話が続かなかったらどうしよう。相手は私のことをどう思うかな。ちゃんと話さなきゃ。
つまり、相手にどう見られるかも、かなり意識していました。
アプリでは、プロフィールを見て、メッセージをして、何度かやり取りして、やっと会うところまで進みます。
せっかくここまで来たんだから、うまくいってほしい、という期待もありました。
だから、会う前から少し力が入っていたんだと思います。
相手を確かめる仕事と、自分がどう見られるかを気にする仕事。会う前の私は、二つとも抱えていました。
⑤ 相談所で、一つだけ仕組みが違った

相談所に入るときの説明の中で、独身であることを確認するための書類が必要だと知りました。
そこで、独身って、ちゃんと書類で確認するんだ、と思ったのを覚えています。
あとで調べたら、相談所に入るときに出す書類は、だいたい決まっていました。
結婚相談所の連盟IBJに、「結婚相談所の入会審査とは?必要な条件と書類を徹底解説」というページがあります。
そこでは、一般的なものとして6つが挙げられていました。
- 独身証明書
- 収入証明書(男性は必須のところが多い)
- 本人確認書類
- 現住所証明書(3か月以内の住民票)
- 卒業証明書(短大以上を出た人)
- 国家資格の免許証の写し(資格が要る仕事の人)
何が要るかは相談所ごとに違うので、これで全部とは限りません。
独身証明書は、重婚を禁じた民法の決まりに沿って、独身であることを証明する書類です。
本籍地のある自治体の窓口で取れて、郵送でも申し込めます。有効なのは発行から3か月以内のものです。
劇的なことは何も起きていません。ただ、ここはアプリとは最初から仕組みが違うんだな、と思いました。
そして、少し安心しました。
「この人、本当に独身なのかな」というところから自分で確認しなくても、少なくとも相談所のルールの中で確認されている。
婚活に疲れていた私には、この「自分一人で全部確認しなくていい」ということが、思っていた以上に大きかったです。
相手を確かめる仕事が、まるごと無くなったわけではありません。真剣かどうかは、やっぱり自分で見ます。
それでも、いちばん確かめようのなかったところが、私の手から離れました。
⑥ 見る側に回っていい、と思えた

減ったのは、相手を確かめる仕事のほうです。
なのに変わったのは、自分がどう見られるかを気にするほうでした。
相談所でも、会う前はもちろん緊張します。
ただ、そのとき考えていたのは、この人が私に合うかどうかでした。実際に会って確かめてみよう、と。
「気に入ってもらわなきゃ」だけではなく、「私も、この人と一緒にいて心地いいか見ていいんだ」。そう思えるようになったんです。
アプリの頃、先に浮かんでいたのは「この人は信用できるのかな?」でした。
相談所に入ってからは、「私はこの人と一緒にいて心地いいのかな?」に変わりました。
順番が変わっただけ、と言えばそれまでかもしれません。でも、この二つは重さがまるで別です。
「この人は信用できるのかな?」は、会ってみるまで分からないことでした。
「私はこの人と一緒にいて心地いいのかな?」は、会っているあいだに分かることです。
ここまでは、一人の相手をどう確かめるか、という話でした。
やり取りする人数そのものが多すぎて疲れているなら、そこは別の話になります。
⑦ それでも、合う合わないは残ります

先に、都合の悪いほうを書きます。
独身であることが確認されているからといって、相性まで保証されるわけではありません。
最初に並べた「やばい」を、もう一度見てください。
- 自分の話ばかりで、こちらの話を聞かない
- 自慢が多い
- 清潔感がない
- 写真と実物が違う
- 初対面なのに、住む場所や子どものことまで自分の希望だけで詰めてくる
- 断ったあとに感情的になる
どれも、6つの書類には出てきません。
書類で分かるのは、独身かどうか、収入、学歴。それだけです。
話し方も、態度も、どの書類にも書かれていません。
逆にアプリでは、その独身かどうかや収入さえ、自己申告でした。
書類があると、「本当かどうか」を自分で確かめる手間は減ります。
でも「合うかどうか」は、どこへ行っても自分で見ます。
相談所に入っても、悩みがなくなるわけではありません。婚活は、相手を探すだけでも力を使います。
ただ、悩みの中身は変わりました。
アプリのころは、この人は本当に独身なのか、書いてあることは本当か、でした。
相談所では、一緒にいて心地いいかどうか、になりました。
「合うかどうか」は、会えば答えが出ます。
「本当かどうか」は、会っても答えが出ません。確かめ続けるしかありません。
私にできたのは、答えの出ないほうを手放して、答えの出るほうに時間を使うことでした。
⑧ まとめ

「結婚相談所の男はやばい」という言葉に手が止まったとき、気になっていたのは相手のことだけではなかったと思います。
また自分が確かめる側をやるのか、というほうが、重かったのかもしれません。
相手が本当のところどうなのかは、会う前には確かめきれません。入ったあとも、そこは変わりませんでした。
私の場合に変わったのは、相手が独身かどうかを、自分で確かめなくてよくなったことです。
そして、そこが空いたぶんだけ、自分がどう見られるかだけでなく、自分がどう感じているかにも手が回りました。
そうやって一つを手放せたのが、私が入ったnaco-doでした。
入るときの手続きに独身の確認があり、活動中は同じ担当者に相談できます。
一人で背負う仕事を減らせるかどうかは、入る前でも聞けます。面談を受けたからといって、その場で答えを出さなければいけないわけでもありません。
4社を比べて、naco-doの何を見て決めたかは、別の記事に書いています。
よくある不安(Q&A)
Q. 結婚相談所に、書類ってどこまで出すんですか。
出すものは、この6つが目安になります。
- 独身証明書
- 収入証明書(男性は必須のところが多い)
- 本人確認書類
- 現住所証明書(3か月以内の住民票)
- 卒業証明書(短大以上を出た人)
- 国家資格の免許証の写し(資格が要る仕事の人)
ただ、何が要るかは相談所ごとに変わるので、無料の面談で聞いてしまうのがいちばん早いです。
ここを事前にネットで調べ切ろうとすると、また一人で確かめる作業に戻ってしまいます。
Q. 書類があっても、性格が合わない人はいますよね。
います。書類で分かるのは事実の部分だけで、話し方や価値観は、会って感じるしかありません。
ただ、その「感じる」ほうに時間を使えるようになったのが、私にとっての変化でした。
Q. 「この人は違う」と思ったら、断れるんですか。
断れます。ただ、断りやすさと、断るときの気持ちは別の話です。
そこは別の記事に書いています。
Q. 顔やスペックで見られるのが怖いです。
その怖さは、相談所でもなくなりません。見られ方を気にするほうの仕事は、場所を変えても残ります。
写真のことは、一本まるごと別に書きました。
