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アプリで、プロフィールを順番に見ていきます。

同じくらいの年齢の人が続いているあいだは、平気なんです。写真がきれいだな、おしゃれだな、趣味が充実してるな、と思いながら、指を動かしていく。

でも、そこに少し下の年齢の人が出てくると、手が止まります。

あなた

自分より若い人を見ると、急に自信がなくなってしまって。

ひなた

私もそうでした。同年代の人を見ているときは平気なのに、年下の人が出てきた瞬間だけ、うまく説明できない気持ちになるんですよね。

ここでは、若く見せる方法は扱いません。扱うのは、その怖さの出どころと、気にしているあいだに減っていたもののほうです。

① 少し下の年齢の人が出てくると、手が止まる

そのとき、頭のなかにこんな言葉が浮かびました。

「この人たちと同じところで選ばれるんだよね……」

同年代の人を見ているときは、比べていても平気なんです。写真がきれいだと思っても、それは「きれいな人だな」で終わる。

でも年下の人が出てくると、急に自信がなくなりました。

順番に並んでいるだけの画面なのに、そこに自分も混ざって、並べられている気がしてくる。

② でも、そんなふうに言われたことはなかった

ここが、あとから考えると不思議なところです。

誰かに「若い女性のほうがいい」と言われたわけではありません。

相手から何も言われていないのに、自分の中で勝手に比較してしまっていたんですよね。

では、誰にそう思われるのが怖かったのか。

いちばん大きかったのは、アプリの向こう側にいる、まだ会ったこともない男性でした。

「この人、私より若い女性を選ぶんじゃないかな」。「私のプロフィールを見て、年齢で判断されるんじゃないかな」。全部、自分で想像していたことです。

あなた

まだ会ってもいない人のことなのに、なぜか気になってしまいます。

ひなた

会ってもいない人の考えを、ずいぶん熱心に想像していたなと思います。

「もう少し若かったら」。「もっと見た目がよかったら」。「もっと早く婚活を始めていたら」。

思われるのが怖かった相手は、途中から自分自身になっていました。

③ 数字が減ると、年齢のせいにしたくなる

そう思ってしまう理由に、心当たりがあります。

私の場合は、登録したばかりの頃はいいねが百件くらい来ていました。それが、しばらくすると月に四十件から六十件くらいになりました。

もちろん、登録直後は新しい人として表示されやすいので、そこから落ち着くのは自然なことです。

それでも、数字を見るたびに考えてしまいました。

やっぱり年齢なのかな、と。

でも、数字が減ったことと、私がどういう人間かは、本当は関係がないんですよね。

当時は、そこを切り離して考えるのが難しかったです。いま切り離せていなくても、切り離せなくていいと思います。私もできていませんでした。

ここは、はっきり書いておきます。私は婚活をしていたあいだ、年齢のことで嫌な思いをさせられた場面が、一度もありませんでした。

言われていないのに、怖かった。だからこそ、あの不安のかなりの部分は、自分の中で大きくなっていたんだと思います。

④ 「若く見せよう」としている感じが、嫌だった

その不安は、写真を決めるときにいちばん出ました。

こっちのほうが若く見えるかな。笑顔のほうがいいかな。

でも、若く見せようとしている感じがしたら嫌だな。

三つ目だけ、少し違う気がしていました。若く見せること自体より、そう見せようとしている自分のほうが気になったんです。かといって、何も考えずに選ぶこともできない。

今思えば、写真を選んでいるというより、どうしたら選ばれる側に残れるんだろう、と考えていたんだと思います。

⑤ 比べていたのは、年齢だけだった

婚活がしんどくなるのは、選ばれるのを待っている状態そのものが重いからでした。その話は別に書きました。

ここで書きたいのは、その少し手前です。待っているあいだ、私が何をしていたか。

年齢は、比較にいちばん使いやすい情報だと思います。数字なので、見た瞬間に分かってしまう。おばさんかどうか、という言い方も、結局そこを指しています。

年下の人が出てきた瞬間に自信がなくなったのは、たぶんそのせいでした。

見た目や数字だけでは、説明がつかないとき。年齢のほかに、すり減っていたもの

待たされている感じのほうがつらいなら

⑥ 減っていたのは、いいねじゃなくて時間だった

いま振り返って、いちばん惜しかったと思うのはここです。

相手に選ばれるかどうかを考えすぎて、自分が誰と一緒にいたいのかを考える時間が、少なくなっていました。

年下の人と並べられたら不利かもしれない、という心配に使った時間は、たしかにありました。その時間は、どんな人となら気楽に話せるんだろう、を考える時間にもできたはずです。

どちらも同じ「婚活の時間」です。でも前のほうは、考えても答えが出ません。相手が決めることだからです。

後のほうは、自分で決められます。減っていたのは、そちらの時間でした。

よくある質問

実際のところ、年齢で不利になるんでしょうか。

正直に言うと、私には分かりません。相手が何を見て決めたのかを知る方法が、こちらには無いからです。ただ、私の場合はその手のことを言われずに終わりました。分からないことを、悪いほうに決めてしまっていたのは自分のほうでした。

若く見せるのは、悪いことですか。

悪いことだとは思いません。ここでその方法を書かないのは、良し悪しの話ではなく、私がうまく扱えなかったからです。私が引っかかったのは「若く見せること」そのものより、「若く見せようとしている自分」のほうでした。ここは人によって違うと思います。

写真は、プロに頼んだほうがいいですか。

頼むのはいい方法だと思います。写真そのものについては、別に一本あります。

自分の顔に引っかかったまま、婚活を進めるとき

年下の人には勝てない気がします。

その「勝てない」という言い方が出てくること自体が、比較の中にいる合図だと思います。当時の私も同じ言い方をしていました。ただ、勝ち負けを考えている時間は、その人と合うかどうかを考える時間ではありませんでした。

まとめ

婚活で「おばさんだと思われるかも」と怖くなったとき、私はその言葉を誰からも言われていませんでした。

きっかけは、年下の人のプロフィールが画面に出てきた、それだけです。

そこから先は、自分で作っていました。年齢は数字なので、比べるのが簡単すぎるんだと思います。

見比べる時間が減れば、その分だけ人を見る時間が戻ってきます。会う前に相手を採点しないで済む進め方があるのかは、始める前に確かめられます。

私がどこを見て決めたかは、相談所を比べたとき、naco-doの何を見たかにあります。