結婚相談所の男はやばい?アプリから移った30代女性が見た違い
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結婚相談所のことを調べていると、途中で必ず出てくる言葉があります。
やばい。ひどい。読まなければよかった、と思いながら、ページを閉じたあとでもう一度開いてしまう。
そこまで調べている人が気にしているのは、入るかどうかよりも、入ったあとのことかもしれません。また同じ思いをするんじゃないか、というほうです。
相談所に移っても、結局は自分で見極めるしかないなら、今と何も変わらない気がして。
私も、移る前はそう思っていました。実際に変わったのは、相手の質のほうではなくて、会う前に自分がやっていた作業のほうでした。
この記事に、やばい男性の見分け方は書きません。書くのは、その作業をぜんぶ一人で背負っていた頃の話と、それが減ったあとに何が起きたか、のほうです。
① 「やばい」かどうかを確かめるのは、いつも自分だった
アプリのプロフィールには、たいてい必要なことが書いてあります。独身。結婚希望。年齢も、仕事も。
でも、そこに書いてあることが本当かどうかは、会ってみるまで分かりません。
だから、会う前から相手を見極めようとしてしまう。
いま振り返ると、それも、アプリでの婚活で私が疲れていった理由の一つだったと思います。
見極めようとすること以外のところで重くなっているなら。削られていたのは、確かめる時間だけではない。
口コミの「やばい」が重く感じるのは、たぶん、その続きが見えるからです。もしそういう人が混じっている場所なら、見つけるのはまた自分だ、と。
② 疑っていたわけじゃない。「ちゃんと確認しないと」だった
こう書くと、いつも人を疑っていたように聞こえるかもしれません。
でも、当時の感覚はそれとは少し違いました。嫌だったというより、「仕方ないよね」と思っていたんです。
相手を疑ってるみたいで、そういう自分がちょっと嫌になります。
私は、嫌というより「婚活なんだから、ちゃんと確認しないと」という感覚でした。
「こんなことを疑う自分って嫌だな」と、強く自分を責めていたわけではありません。むしろ、確認するのは当たり前のことだと思っていました。
ただ、その「ちゃんと確認しないと」が積み重なると、思っていた以上に疲れるんです。
③ 確認は三段あって、人数の分だけ増える
当時の自分がやっていたことを、順番に並べてみます。
相手のプロフィールを見て、「この人はどういう人なんだろう」。
メッセージをして、「結婚に対してどのくらい真剣なんだろう」。結婚の話が全然出てこなかったり、こちらが結婚を意識しているのに相手の温度感が違ったりすると、目的が違うのかな、と思うこともありました。
そして実際に会って、「プロフィールと印象は同じかな」。
一つずつ確認していく。相手を知っていくこと自体は、婚活なので必要です。
ただ、何人もの人と同時にやり取りしていると、その作業がどんどん増えていきました。
だから、いま思うのは、相手を疑っていたというよりも、こういうことです。
「一人ひとりをちゃんと見極めなきゃ」という責任を、全部自分で背負っていた。
④ アプリでは、もう一つ仕事があった
気を張っていた先は、相手だけではありませんでした。
会う前から、私が考えていたのはこんなことです。写真と実物が違ったらどうしよう。話が続かなかったらどうしよう。相手は私のことをどう思うかな。ちゃんと話さなきゃ。
つまり、相手にどう見られるかも、かなり意識していました。
アプリでは、プロフィールを見て、メッセージをして、何度かやり取りして、やっと会うところまで進みます。せっかくここまで来たんだから、うまくいってほしい、という期待もありました。
だから、会う前から少し力が入っていたんだと思います。
相手を確かめる仕事と、自分がどう見られるかを気にする仕事。会う前の私は、二つとも抱えていました。
⑤ 相談所で、一つだけ仕組みが違った
相談所に入るときの説明の中で、独身であることを確認するための書類が必要だと知りました。
そこで、独身って、ちゃんと書類で確認するんだ、と思ったのを覚えています。
劇的なことは何も起きていません。ただ、ここはアプリとは最初から仕組みが違うんだな、と思いました。
そして、少し安心しました。
「この人、本当に独身なのかな」というところから自分で確認しなくても、少なくとも相談所のルールの中で確認されている。
婚活に疲れていた私には、この「自分一人で全部確認しなくていい」ということが、思っていた以上に大きかったです。
一つ目の仕事が、まるごと無くなったわけではありません。真剣かどうかは、やっぱり自分で見ます。それでも、いちばん確かめようのなかったところが、私の手から離れました。
⑥ 見る側に回っていい、と思えた
減ったのは一つ目の仕事なのに、変わったのは二つ目のほうでした。
相談所でも、会う前はもちろん緊張します。ただ、そのとき考えていたのは、この人が私に合うかどうか、実際に会って確かめてみよう、ということでした。
気に入ってもらわなきゃ、だけではなく、私も、この人と一緒にいて心地いいか見ていいんだ。そう思えるようになったんです。
アプリの頃、先に浮かんでいたのは「この人は信用できるのかな?」でした。
相談所に移ってからは、「私はこの人と一緒にいて心地いいのかな?」のほうです。
順番が変わっただけ、と言えばそれまでかもしれません。でも、この二つは重さがまるで別です。
前のほうは、会ってみるまで分からないことでした。後のほうは、会っているあいだに分かることです。
ここまで書いてきたのは、一人の相手について確かめる中身の話です。相手の人数そのものが多すぎて消耗しているなら、減らすところが別になります。
⑦ それでも、合う合わないは残ります
先に、都合の悪いほうを書きます。
独身であることが確認されているからといって、相性まで保証されるわけではありません。
相談所に移ったからといって、悩みが消えることもありません。婚活って、相手を探すだけでも結構なエネルギーを使います。
ただ、悩みの種類は変わりました。合うかどうかを考えるのと、本当かどうかを確かめるのとでは、終わり方が別です。前のほうは会えば決まりますが、後のほうには終わりがありません。
だからこそ、会う前の不安を少しでも減らして、実際に会ったときの自分の気持ちを見る。私にできたのは、その順番に変えることでした。
よくある質問
書類って、どこまで出すんですか。
相談所によって違います。私の場合は、独身であることを確認する書類をはじめ、必要なものを提出してから活動を始めました。それ以外に何が要るかは相談所ごとに変わるので、無料の面談で聞いてしまうのがいちばん早いです。ここを事前にネットで調べ切ろうとすると、また一人で確かめる作業に戻ってしまいます。
書類があっても、性格が合わない人はいますよね。
います。書類で分かるのは事実の部分だけで、話し方や価値観は、会って感じるしかありません。ただ、その「感じる」ほうに時間を使えるようになったのが、私にとっての変化でした。
「この人は違う」と思ったら、断れるんですか。
断れます。ただ、断りやすさと、断るときの気持ちは別の話です。そこは別の記事に書いています。断る側にまわったときの、あの重さについて。
顔やスペックで見られるのが怖いです。
その怖さは、相談所でもなくなりません。④に書いた二つ目の仕事は、場所を変えても残ります。写真のことは、一本まるごと別に書きました。自分の顔に引っかかったまま、婚活を進めるとき。
まとめ
「結婚相談所の男はやばい」という言葉に手が止まったとき、気になっていたのは相手のことだけではなかったと思います。また自分が確かめる側をやるのか、というほうが、重かったのかもしれません。
相手が本当のところどうなのかは、会う前には確かめきれません。移ったあとも、そこは変わりませんでした。
私の場合に変わったのは、自分では確かめきれないところを、一つだけ手放せたことです。
そして、そこが空いたぶんだけ、自分がどう見られるかだけでなく、自分がどう感じているかにも手が回りました。
一人で背負う仕事を減らせるかどうかは、入る前でも聞けます。面談を受けたからといって、その場で答えを出さなければいけないわけでもありません。
私がどこを見て決めたかは、相談所を比べたとき、naco-doの何を見たかにあります。