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職場の休憩室でも、友だちのグループLINEでも、この1、2年で結婚の話がぐっと増えていませんか。

式場をどこにするか、指輪はどう選んだか、新婚旅行はどこへ行くか。

相槌を打ちながら、心のどこかでこう思っていませんか。——その話の入口にすら、自分は立っていない。

みんなの悩みは「誰と結婚するか」なのに、自分の悩みは「誰とも付き合ったことがない」。

同じ「結婚」という言葉を使っているのに、話している階が違いすぎて、その輪の中では言えない。そういう夜があると思います。

私が婚活を始めたのは、29歳のときでした。軽い気持ちでマッチングアプリを入れただけで、「恋愛経験を積んでから」なんて考えもしませんでした。

それに、私は彼氏いない歴=年齢ではありません。恋愛の順番を気にしないまま、婚活を始めた側です。

だから、あなたがいま感じている重さを、全部分かるとは言えません。

それでも、ひとつだけ言えることがあります。恋愛経験を積むのを待たずに婚活を始めることは、実際にできます。

私がそうだったからです。——ただ、そのあとの婚活では、たくさんの人とやり取りするやり方を続けて、半年ほど遠回りをしました。

だから、もしいまあなたが婚活に踏み出せずにいるなら。止めているのは、あなたに何かが足りないからではなくて、たぶん「順番」の思い込みのほうです。

その思い込みがどこから来たのか、そして手放していい理由を、順を追って見ていきます。

① 周りが結婚していく中で、彼氏がいたことがないと黙ってしまう理由

カフェの丸テーブルで3人の女性が楽しそうに話し、同じテーブルにいるもう1人の女性が穏やかに笑いながら少し視線を落としているイラスト

周りの人たちは、たぶんこういう道のりを歩いてきています。

学生のころに誰かを好きになって、社会人になってから何人かと付き合って、そのうちの一人と結婚した。

恋愛があって、その延長線上に、結婚があった。

だから結婚の話をしている輪の中では、恋愛経験があることが前提になっています。

「元カレがね」という言葉が、なんの断りもなく出てくる。誰にも悪気はありません。

ただ、その空気の中にいると、自分の話はしにくくなって、つい黙ってしまう。

あなたが感じているのは、「みんなより遅れている」という焦りとは、少し違うかもしれません。

どちらかというと、「みんなが通ってきた恋愛という道を、自分だけ通っていない」という感覚。

だから、「追いつかなきゃ」と思っても、どこから追いつけばいいのかさえ分からなくなってしまう。

あなた

ちゃんと恋愛経験を積んでからじゃないと、相手をがっかりさせそうで……。

ひなた

「ちゃんと積めた」と思える日が、いつ来るのか。たぶん誰にも決められません。

そう感じるのには、ちゃんと理由があります。ただ、「恋愛を通ってからでないと、結婚に進めない」という思い込みこそが、この先であなたを動けなくしてしまう。

② 婚活に踏み出せないのは、「順番を飛ばしている」気がするから

点線の輪郭だけで中が空っぽの「恋愛」の石と、「結婚」と書かれた石。その手前でベージュの靴が止まっている図
あなた

彼氏がいたこともないのに、いきなり結婚を考えるなんて、順番を飛ばしている気がして……。

ひなた

その「順番」、実はどこにも決まっていないんです。決めているのは、たぶん私たちの頭の中だけで。

「恋愛して、それから結婚する」。この順番が当たり前だと思っていると、こうなります。

まだ恋愛をしたことのない自分が、結婚を前提に人と会うなんて、段階を飛ばしているようで、なんだか図々しい気がする。

だから、婚活を始めようと思っても、あと一歩が踏み出せない。

それで、多くの人がこう考えます。「まずは、恋愛経験を積まなきゃ」。誰かと付き合うことに慣れて、それから結婚を考えよう、と。

その気持ちは、とても自然だと思います。でも、その順番には、実は根拠がないんです。

③ 恋愛の先に結婚があるわけではない

花と葉で飾られた2つのアーチが並ぶイラスト。左に「恋愛 いまを一緒に過ごす」、右に「結婚 この先を一緒に暮らしていく」と書かれている

恋愛と結婚は、並んでいるように見えて、そもそも目的が違います。

恋愛は、好きになった人と、いまを一緒に過ごすこと。相手を選ぶ基準は、「好きかどうか」で足ります。

結婚は、この先の何十年かを、一緒に暮らしていくこと。選ぶ基準は「好き」だけでは足りなくて、暮らし方や、お金の考え方や、揉めたときにどう話し合えるか、まで含まれてきます。

つまり、この二つは、恋愛を終えたら次に結婚、という一続きのものではなくて、それぞれ別のものなんです。だとしたら、「恋愛を済ませてから結婚へ」という順番は、そもそも要らないことになります。

④ 結婚の前に、恋愛経験を積んでおく必要はある?

上段は「恋愛の相手を探す」「付き合う」「慣れる」「結婚の相手を探す」をくねくねとつなぐ長い道で「いちばんの遠回り」と添えられ、下段はまっすぐな矢印の道の図

順番があると思い込んでいると、こういう道のりになります。まず恋愛の相手を探して、付き合って、慣れて、それからあらためて結婚の相手を探しにいく。書き出してみると、ずいぶん長い遠回りです。

しかも、「経験を積むために」誰かと付き合っても、それは結婚の練習にはなりません。目的が違うものを、順番に並べているだけだから。

それより苦しいのは、その途中で起きることです。「経験がないから」と焦って、自分に合わない相手や、合わない場所に飛び込んでしまう。

そこでうまくいかなくて、「やっぱり私には向いていない」と思う。

準備のつもりで始めたことが、自分を否定する材料になっていく。それが、いちばん避けたい遠回りです。

恋愛経験を十分に積んでからでないと婚活を始められない、ということはありません。

⑤ 経験がないまま、いきなり始めていい

花で飾られたアーチの入口の前に立つ、髪を低くまとめた女性の後ろ姿のイラスト

では、どうするか。答えはシンプルで、恋愛経験を積んでから、ではなく、いまのまま結婚を考えた出会い方を始めていい、ということです。

婚活のサービスは、もともと「結婚を前提に相手を探す」ために設計されています。恋愛の延長ではなく、最初から結婚したい人どうしが出会うための仕組みです。

だから、恋愛経験を通ってきたかどうかは、そもそも前提になっていません。

もちろん、どのサービスでもいいわけではないと思います。遊び相手を探す人が混ざっている場所は、経験が少ない人にとっては、正直しんどい。

軽い気持ちの人と真剣な人が混ざっていると、急に返信が途切れたり、話がかみ合わなかったりする。そのたびに「私が悪いのかな」と考えてしまうから。

選ぶなら、いきなり恋愛から始まらない場所です。

結婚を前提にした人が集まりやすい作りになっているか。

そこが違うだけで、やり取りの中身が変わります。経験を品定めされる場ではなく、これからどんな暮らしがしたいかを話す場になっていく。

そこでは、恋愛経験の有無は、あなたが思うほど話題にすらなりません。

そういう場所を探すなら、マリッシュから見てみるのが手軽です。

会員数は累計で400万人を超え、運営も長く続いているアプリです。

女性は無料なので、中を見て確かめるのに費用はかかりません。

アプリの中身を先に知りたいなら、こちらにまとめています。

明るい窓辺のテーブルで、スマートフォンを両手で持って画面を見つめ、やわらかくほほえむ女性のイラスト。手前に紅茶のカップ
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本棚の前で一冊の本を胸に抱き、まっすぐこちらを見て立つひなたのイラスト
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よくある不安(Q&A)

Q. 恋愛経験がないまま結婚に進むのは、危ないことではないですか?

危ないことではありません。恋愛の場数が多いほど良い結婚ができる、という関係にはなっていないからです。

結婚してから効いてくるのは、「この人となら穏やかに暮らせそう」と見極める落ち着きです。

心配なら、いきなり結婚を決めるのではなく、まず会って話してみるところから始めれば十分です。

Q. 相手にも経験がないと思われたら、対等に見てもらえないのでは?

対等かどうかを決めるのは、経験の数ではありません。相手の話を聞けるか、自分の考えを伝えられるか、その二つがあれば、やり取りは対等に進みます。

むしろ「経験が少ないと下に見る」ような人となら、その時点で合わないと分かるだけです。

合わない人にどう見られるかより、合う人とどう出会うかに、時間を使ってください。

Q. まず友達から、恋愛に慣れるほうがいいでしょうか?

慣れるために誰かと会うのは、あまりおすすめしません。

目的が「慣れること」になると、相手をどこかで練習台のように扱うことになって、あなた自身がいちばん苦しくなるからです。

それに、慣れてから、と決めた瞬間に、始める日がずっと先に延びてしまう。会ってみたい人に会う、それだけでいいと思います。

Q. 周りには、婚活していることを言ったほうがいいですか?

無理に言わなくてもかまいません。応援してくれる人にだけ話せば十分ですし、誰にも言わずに始めても、何も問題はないんです。

結婚の話で盛り上がっている輪の中で、無理に打ち明ける必要はありません。あなたの活動は、あなたのペースで進めていいものです。

⑥ 最後に

草原の中を、形の違う2本の小道がそれぞれ明るい朝の空の方へ伸びているイラスト

あなたは、みんなより遅れているわけではありません。恋愛経験がなくても、婚活はいまから始められます。

周りの人が恋愛を経て結婚していったからといって、あなたも同じ順番で進まなくていいんです。