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「彼氏いない歴 年齢」。

そう検索する前に、少しだけためらった人もいると思います。「年齢」まで打つと、なんだか自分に判定を下すみたいで。それでも打ってしまうのは、たぶん誰かに「そんなに変じゃないよ」と言ってほしいからですよね。

この記事は、「早く彼氏を作りましょう」と急かす話でも、「特徴10選」であなたを分析する話でもありません。「彼氏いない歴=年齢」の自分を、気持ち悪いとか、もう手遅れとか、そんなふうに責めてしまう気持ちのほうに、そっと手を当てる話です。

先に言っておくと、私自身は「歴=年齢」ではありませんでした。でも、「自分には魅力がないんだ」と、自分をまるごと否定してしまった夜のことは、痛いくらいに覚えています。だから、少しだけ先を歩いた同性として、そのまま書きますね。

① 「彼氏いない歴=年齢」は、あなたに魅力がないからじゃない

最初に、いちばん大事なことを書いておきますね。恋愛の経験がないことは、あなたの価値が低いという意味では、まったくありません。

そして、思っているよりずっと、仲間がいます。ある調査では、30代の女性のうち「これまで一度も恋人がいたことがない」と答えた人が、4割前後にのぼったそうです。数字の細かさはさておき、「私だけがおかしい」という感覚は、少なくとも事実とはズレているんです。職場の隣の席の人かもしれないし、女子会でいつも聞き役に回る、あの子かもしれない。ただ、みんな口に出さないだけで。

なのに、なぜこんなに苦しいのか。それは、まわりが教えてくれないからだと思います。友だちの結婚報告は毎年のように届くのに、「私も実は恋愛したことなくて」と言い合える場面は、どこにもない。だから、自分だけが列から外れている気がしてしまう。悪いのはあなたじゃなくて、この「言えなさ」のほうなんですよね。

② 「気持ち悪い」「重い」と思われそうで、言えなかった

「彼氏いない歴=年齢」と検索する人が、いちばん気にしているのは、たぶん割合の数字じゃありません。「知られたら、引かれるんじゃないか」という怖さのほうです。

女子会で恋バナになった瞬間、飲み物に口をつけるふりをして、話が通り過ぎるのを待つ。「え、今まで一度も?」の一言が怖くて、あいまいに笑ってやり過ごす。この記事を読んでいるあなたも、そんな夜をいくつも越えてきたのだと思います。隠すことに慣れていくほど、「これは隠さなきゃいけない、恥ずかしいことなんだ」と、自分で自分に言い聞かせてしまう。そして帰り道、隠した自分のことを、また責める。その「自分で自分を責める疲れ」のほうなら、私にも覚えがあります。

でも、これも調べてみると、少し景色が変わります。恋愛経験のあるなしを、実はそれほど気にしていない――むしろ「性格や、一緒にいて落ち着けるか」のほうを見ている人のほうが多い、という調査もあるんです。「気持ち悪い」と思っているのは、たいてい相手ではなくて、隠すのに疲れた自分自身だったりします。

あなた

でも、正直に言ったら、絶対に引かれますよね……。

ひなた

その怖さ、すごくわかります。でも、引く人は、経験のあるなしに関係なく、たぶん最初から合わない人なんです。ちゃんと落ち着いて向き合ってくれる人は、そこを減点になんてしません。

③ 「私に魅力がない」と、自分を全否定した夜の話

ここで、私自身の話を少しだけ。歴が長かったわけではないけれど、自分をまるごと否定した経験なら、あります。

アプリで二回ごはんに行った人に、「来週なら土曜が空いています」と送った、その直後から、既読はつくのに返信が止まったんです。待ったのは五日くらい。その間、一日に何十回もアプリを開いて、ログインしているのが見えるたびに胸が落ちて。最初は「メッセージが重かったのかな」、次はプロフィールの写真、最後は体型も、話し方も、沈黙の時間まで、思いつくかぎり全部を「私がダメだから」に変換していました。

いま振り返れば、ただ相性が合わなかっただけです。でも当時は、「返信が来ない=私に魅力がない」としか思えなかった。この、たった一人の相手からの反応で自分の全部を採点してしまう感じ――「彼氏いない歴=年齢」で自分を責めてしまう夜と、根っこは同じなんじゃないかと思うんです。

出来事は違っても、「私には何かが欠けている」と決めつけて、自分で自分を追い込む。あの回路の苦しさだけは、私も知っています。だから、「あなたの価値の問題じゃないよ」と、他人事じゃなく言いたいんです。

④ 歴が長いのは、あなたが真面目だっただけかもしれない

自分を責めるのをいったん置いて、別の見方もしてみてください。恋愛経験がこれまでなかったのは、あなたに原因があるというより、縁とタイミングの問題だったことが、案外多いんです。

たとえば、なんとなくの雰囲気で付き合うのが得意じゃなかった。誰でもいいから、で妥協するのが嫌だった。学校や職場に、たまたまそういう出会いがなかった。恋愛から少し距離を置いている間に、時間だけが過ぎていった。どれも、欠陥ではありません。むしろ、自分の気持ちに正直で、安売りをしなかった、というだけのことです。

もちろん、「このままでいい」と言いたいわけじゃありません。ただ、スタート地点を「私は劣っている」に置くのか、「縁がなかっただけ」に置くのかで、これからの一歩の軽さが、まるで変わってきます。責めながら動くより、フラットな場所から動くほうが、ずっと遠くまで行けるんです。

⑤ 「何歳まで」を数えるより、これから誰と、どう会うか

「彼氏いない歴=年齢 何歳まで」。そんなふうに、タイムリミットを探してしまう気持ちも、よくわかります。でも、正直に言うと、その数字を気にしても、あまりいいことはありません。

あなた

この歴を、いつ言えばいいのか分からなくて。

ひなた

言う時期は、あなたが決めて大丈夫です。決めた順に話せば十分です。

「何歳まで」を数えているとき、目線は過去と年齢に向いています。本当に効くのは、そこじゃなくて、「これから、どんな相手と、どういう場所で会うか」のほうなんです。経験の年数は、もう変えられません。でも、これからの出会い方は、今日から選び直せます。

そして、ここがいちばん大事なところなんですが――恋愛経験がない人ほど、実は「たくさんの人からいきなり選ぶ」場所は、向いていないことが多いんです。次で、その話をします。

⑥ 焦って一人で抱えるより、落ち着いて始めていい

自分を責めて焦っているとき、つい「とりあえずマッチングアプリでも」と考えがちです。でも、恋愛にあまり慣れていない人がいきなりアプリに飛び込むと、大量のいいねをさばいたり、次々に会っては比べたりする物量に、かえって消耗してしまうことがあります。私も、真剣に向き合える相手を選び続けるあの疲れに飲まれて、一度アプリを消しました。

だから、順番を変えていいんです。「たくさんの中から自分で選ぶ」より、まずは「落ち着いて向き合える場所」から始める。たとえば、結婚を前提にした人が多いサービスで、無料相談だけを受けてみる。いきなり入会しなくて大丈夫です。第三者に、これまでのことや、これからの進め方を一緒に整理してもらうだけでも、頭の中がずいぶん軽くなります。

私が休んでいる間に気づいたのは、自分が「出会うこと」ばかり考えて、「落ち着いて会える相手を、無理なく探す」という視点がすっぽり抜けていた、ということでした。一人で抱えて責めるより、少し誰かの手を借りたほうが、近道だったんです。

これは想像ではなくて、実際に無料相談を受けてみた私の実感です。相談のあとに思ったのは、「もっと早く、相談だけでも受けておけばよかった」。あの日は結局、入会は決めませんでした。それでも、あの一時間の価値は、いまでもはっきり覚えています。

その一時間で、どこまで踏み込まれたのか。別の記事に残しています。

入会しないまま帰った日の、エン婚活の記録

⑦ 今夜、自分を責めているあなたへ

もし今夜、「彼氏いない歴=年齢」と検索して、少し胸が重くなっているなら、どうかこれだけ、覚えていてください。あなたは、変でも、気持ち悪くも、手遅れでもありません。ただ、縁とタイミングが、まだめぐってきていないだけです。

自分を責める時間なら、これまでで、もう十分すぎるはずです。今夜だけは、責める代わりに「縁が、まだだっただけ」と口に出してみてください。うまく信じられなくても、大丈夫。あなたの価値は、これまで誰かに選ばれたかどうかで決まるものじゃないんです。

Q. 彼氏いない歴=年齢って、やっぱり気持ち悪いと思われますか?

思う人も、思わない人もいます。でも、恋愛経験のあるなしを気にしない人のほうが多い、という調査もありますし、少なくとも「落ち着いて向き合ってくれる相手」は、そこを減点にはしません。むしろ気にしているのは、相手ではなくて、隠すのに疲れた自分自身、ということが多い気がします。私も、既読が来なかっただけで自分の全部を否定していた頃は、まわり全員に減点されている気がしていました。でも実際は、そんなに見られていなかったんです。

Q. この歳で恋愛経験がないのは、恥ずかしいことですか?

恥ずかしいことでは、ありません。妥協で誰かと付き合わなかった、たまたま出会いがなかった、恋愛から少し距離を置いていた――どれも、自分に正直だっただけです。ただ、「恥ずかしい」と自分で思い込んで隠し続けると、その隠すこと自体がしんどくなっていきます。恥じるより、「縁がまだなかっただけ」と置き直すと、次の一歩がずいぶん軽くなります。

Q. 何歳までに動けば、間に合いますか?

「何歳まで」に正解の数字はありません。年齢を数えるより、これからどんな相手とどう会うかを変えるほうが、ずっと効きます。とはいえ、動き出すなら早いほうが選択肢は多いのも本当です。だからこそ、「まだ大丈夫」と先延ばしにするより、「今日、相談だけでもしてみる」のほうを、そっとおすすめします。焦って自分を責めるためではなく、落ち着いて選択肢を知るために、です。

Q. アプリと結婚相談所、どっちから始めたらいいですか?

恋愛にあまり慣れていないなら、いきなり大量の相手を自分でさばくアプリより、落ち着いて相談できる場所から始めるほうが、消耗しにくいと思います。まずは無料相談で、これまでのことやこれからの進め方を、第三者と整理してみる。そのうえで「もう少し気軽に会う場も欲しい」と感じたら、落ち着いた層の多いアプリを併用する、くらいの順番がやさしいです。一度にぜんぶ決めなくて、大丈夫です。

※「気持ち悪いと思われるかも」がずっと引っかかっているなら、こちらも。
「彼氏いない歴=年齢は気持ち悪い」って本当?

※友だちの結婚報告に、素直に喜べない自分がしんどいなら、こちらも。
周りが結婚していくと焦る30代へ

※「もう30代だし、諦めたほうがいいのかな」と感じはじめているなら、こちらも。
彼氏いない歴=年齢、もう諦めた30代のあなたへ

※「それで結局、何歳までなら大丈夫なの?」という問いが頭を離れないなら、こちらも。
彼氏いない歴=年齢、何歳まで大丈夫?30代で焦っているあなたへ

※「まず恋愛経験を積まなきゃ」と思って動けずにいる人には、別の角度の記事もあります。
周りが結婚していくのに、彼氏がいたこともない。そんな30代のあなたへ

歴の長さそのものより、この先が思い描けない感覚のほうが、重くのしかかる日もあります。

今すぐほどかなくても大丈夫

この歴を人から聞かれて、とっさに身構えてしまう——その場面での向き合い方は、別の記事にまとめました。

彼氏いない歴を聞いてくる人への、身構えない向き合い方